こんにちは管理人のみつまめです。
また一人、日本を代表する偉大な人が、この世を去った。
脚本家・倉本聰さん。
91歳。
今朝、訃報を知り、みつまめの頭に真っ先に浮かんだのは、やはりあの北海道・富良野の風景だった。
『北の国から』。
この作品を「人気ドラマ」という一言だけで表してしまうのは、どうしても違うような気がする。
これはドラマというより、ドラマ全体がひとつの「人生」だったのではないだろうか。
北海道・富良野の雄大な自然。
雪に覆われる厳しい冬。
決して便利とはいえない素朴な暮らし。
その大自然の中で、田中邦衛さん演じる黒板五郎と、都会から富良野へやって来た純と蛍の二人の子供が暮らし、悩み、ぶつかり、そして成長していく。
派手なヒーローが登場するわけではない。
人生が何もかもうまくいくわけでもない。
むしろ、失敗する。
傷つく。
人を傷つけてしまう。
親子なのに分かり合えないこともある。
それでも家族であり、人は生きていかなければならない。
そんな「人間そのもの」を倉本聰さんは描き続けたのだと思う。
だからこそ『北の国から』は、放送が終わって長い年月が経った今でも、みつまめの頭から離れない。
そして、もう一つ忘れられないのが富良野の自然だ。
あの広い大地、空、森、雪。
倉本さんは1977年に富良野へ移住し、その土地を創作の拠点としてきた。『北の国から』をはじめ、『優しい時間』『風のガーデン』など、富良野から数々の作品を世に送り出した。さらに「富良野塾」を開き、次の世代の脚本家や俳優を育てることにも力を注いだ。
考えてみれば、『北の国から』によって富良野という土地を知った人も多かったのではないだろうか。
ラベンダー畑だけではない。
厳しい自然の中で暮らすこと。
水が出る、火がある、電気がつく、そして大事な家族がそばにいること。
そして、人間もまた自然の中で生かされているということ。
便利さを追い求めてきた私たちに、倉本さんはドラマを通じて何度も問いかけていたように思う。
「人間にとって、本当に豊かな暮らしとは何なのか」
『北の国から』を今あらためて思い返すと、その問いは決して古くなっていない。
むしろ便利になりすぎた今だからこそ、胸に響く。
そして寂しいことに、黒板五郎を演じた田中邦衛さんも、すでにこの世にはいない。
倉本聰さんが書き、田中邦衛さんが生きた黒板五郎を演じる。
二人が生み出したあの世界は、もう新しく見ることはできない。
それでも・・・。
富良野の雪景色を見るたびに。
あの家を見るたびに。
さだまさしさんのあのテーマ曲を耳にするたびに。
みつまめ含む多くの皆さんの心の中には、きっと黒板五郎がいる・純がいる・蛍がいる。
そして、倉本聰さんがいる。
人はいつか、この世を去る。
しかし、その人が残した作品や言葉、そこに込められた思いまでは消えない。
倉本聰さんが残した多くの物語は、これからも世代を超えて受け継がれていくだろう。
北海道・富良野の大地から、日本中へ。
そして未来へ。
本当に寂しい。
けれど、これほど多くの人の心の中に「人生」を残した脚本家は、そう多くはいないと思う。
倉本聰さん、たくさんの素晴らしい物語を、本当にありがとうございました。
『北の国から』で描かれた富良野の大地と、そこで懸命に生きた人々の姿を、みつまめはこれからも忘れない。
心よりご冥福をお祈りいたします。

★合掌。






